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BBSメイル・ゲーム…プレイボード

1 ::2009/09/21(月) 23:59:20 ID:IQPAkzrM0
掲示板上セッションの実プレイ用スレッドです。
これには、基本的にアクションとリアクションのみをUPします。プレイに関する質問は
『BBSメイル・ゲーム募集/質問箱』へお願いします。

2 ::2009/09/22(火) 00:01:30 ID:4UdTFg560
しょっぱなからなんですが、あと2つか3つの文章をUPします(もう少し後で)。
そこからリアクションの締め切りとなります。

承前その1
-------------------------------------------------------------------------------------------
 そろそろ夏も終わりという頃のある昼下がり。テルヴェルの主教座がおかれた聖ジベリ教会の一室

で、突如聖都より訪れた異端審問官を前に助祭でしかないジフト
ラオスは緊張を隠せないでいた。心の中では、この役回りを押しつけた司教補にむかって不満や嫌味

をたたきつけていたが、表面上は穏やかな雰囲気を保っていた。
「エディス殿、聖都よりこのような田舎の……」
「ああ、そのような心のこもっていない言葉で、あなたの不安を押し隠すことはない。何よりここに

いるのは1日、あるいは知りたい情報が手に入ればすぐにでも立
ち去るつもりなのだから」
 エディスと呼ばれた女性は、口早にジフトラオスの言葉を遮り、部屋に通された時の姿のまま周囲

を探るように視線を走らせる。ジフトラオスは一瞬むっときたが、
すぐにエディスのあまりにも警戒ぶりに疑念と別の種類の不安が心を揺さぶり始め、どのような言葉

をかければよいのか、そう思い悩み、知らず知らずのうちにのど
を鳴らしてしまう。

3 ::2009/09/22(火) 00:02:56 ID:4UdTFg560
>>2
の続き。

「……あのぉ」
「あなたはベヘールという言葉に聞き覚えはありますか?あるいはシャディスでも構いません」
ジフトラオスは少しばかり記憶を探った後、
「ベヘールという言葉は耳にしたことはありませんが、シャディスの方なら北の高地と取引を持つ信

徒の者から耳にしたことがあります」
「それはどのようにですか?」
「商売上、ラステロニクの貧民街にも立ち寄るそうなのですが、そこで最近よく耳にするそうで、そ

れを口にする者の様子がおかしく、時に恍惚然としていたり、あるいはしつこく探るような視線を人に向けたりして気味が悪い、と」
「ラステロニク……」ジフトラオスの話を聞くと、エディスは一言つぶやいて口に指を当て、なにや

ら考え始めた。ジフトラオスは後ろに控える側仕えの助祭見習いたちと困惑した目線をかわしながらも、彼女の思考を妨げないように黙って音を立てないようじっとしていた。
しばらくそうして時が過ぎたあと、エディスは深く息を吐き、戸惑い怯えるジフトラオスの目をまっ

すぐ見つめながら、声を落として語りかけた。
「どうやら由々しき事態が起きているようです。この街で高地に詳しい者、最近行き来した者たちか

らさらに話を聞かねばなりません」
「……一体何が起きているというのですか?」ジフトラオスは固い口調で尋ねた。
エディスは胸から下げた双斧のシンボルを握り締めながら応えた。
「新たな異端の発生です」
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4 ::2009/09/27(日) 23:26:30 ID:CdSIQnlQ0
承前その2
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 さほど暑くもなかった夏が終わり、これから秋の色へさまざまなものが変ろうとするそんなある夜。こじんまりとしているが豪奢な造りをした部屋で二人の男がテーブルを挟んで酒を飲んでいた。
 一方はゆったりとした衣を身にまとった、豊かな口髭と眉間に深いしわをもつ細身の老人で、もう一方は黒く手入れのゆきとどいていない頬ひげを生やした、まるでドワーフのように筋肉質の男をたてにつぶしたような体型をした壮年の男だ。
 老人はゆったりと構え、深く椅子に腰掛けているが、若い方は、両手でカップを挟み込むように持ち、猫背気味になって相手をうかがうように見上げていた。だが、その目は鋭くぎらついている。
「クルーヴァ、今お前が出て行っても話がこじれるだけだぞ。先方が主張する権利は教会が認めたものであり、あの領地を継ぐのはあの娘だ」
「だからといって、オレはこんなチャンスを指をくわえて見てらんねぇ。フリスト卿、あんたには散々世話になったがオレは行くぜ。行って、オレのモノを取り返してやる!」
「クルーヴァ、お前がそう思う気持ちも分からないでもない。だが、お前が手勢と共にあの土地を襲い、奪い取って、自分のものだと宣言しても教会はおそらく認めんぞ」
クルーヴァと呼ばれた方はその時はじめて、表情を緩め、こずる気な笑いを顔に浮かべる。
「卿、オレだってそれは判っている。オレにいい考えがあるんだ、いやあるのです」
老人は眉をぴくりと動かし、それから促すように顔を動かしてみせた。クルーヴァはそれに対して一瞬表情を硬くしたが、少しぎこちない笑みを浮かべながら話を続けた。
「オレは手下どもと一緒にフリスに向かう。そらぁもう、遠くの町でもそのことが伝わるくらい目立ちながらね」
「するとどうなると思う、いや思います?これ幸いと峠一帯を押さえようとしたカヴァーフの奴らが黙っちゃいませんよ。奴らは慌てて準備もそろわないまま乗り込んでくるに違いありません!そんな相手をオレが蹴散らしてやれば、オレは領地の救い主になるって寸法でさ」
「……だが、それでも娘が領主であることは変らんぞ。まさか、お前……!」
フリストの鋭い視線を受けながら、クルーヴァはニヤリと笑う。
「なにせ、戦ですから。……少なくとも、兄貴は寂しくなくなるんじゃないんですか」

5 ::2009/09/27(日) 23:27:40 ID:CdSIQnlQ0
>>4
の続き。

 しばらくの間、外の風が窓を揺らす音だけが部屋に鳴り響く。長い沈黙の後、フリストは口は開いた。
「……フリストラル家の当主夫妻がラステロニクの祭典に向かう道中、何者かに襲われて命を失ったという話を聞いてしばらく経つが、なぜ今になってそのような考えを思いついた。誰の入れ知恵だ?」
雇い主とはいえ、相手にそう断言されてクルーヴァは顔を強張らせが、すぐには言い返さず、深く息を吐いてから応えた。
「……おとついだったかな?酒場で飲んでいると、あまり見かけない奴が近づいてきて、オレにしたんですよ。旦那あんたは惜しい、私ならこうすると、てな感じでね」
「お前はそんな怪しげな奴の話に乗せられるのか?」
「卿、オレは何も傭兵団の団長なんぞになりたかったんじゃねえ、一国の主になりたかったんだ!そのためだったら、多少くらい危ない橋は通るし、今度の機会をのがしたらもう無え気がするんだ」
顔をフリストから逸らしながらクルーヴァはそう告げた。両手で抱えた杯が細かく震えているのを見つめながらフリストは静かに言った。
「……クルーヴァ、お前は今までいろいろわが家のために仕事をこなしてくれた。だから多少の無理ならお前に協力してやっても構わないと思っていた。だが、今回の件に関してシュレム家は一切関与しない。また、そのような行動を行った場合、お前を解雇することになる」
その言葉に顔をあげたクルーヴァに向かって、フリストは言葉を続けた。
「しかし、フリストラル家の現当主がビルトフォーフェの関与を要請しようとしている話も耳に入っている今、何も手を出さずにおくのは後々のためにならない、と私個人は思う」
「従って、お前が領主の地位を得た後に我が家と主従関係を結ぶというのなら、個人的にだが幾らかの資金と情報を提供しよう。どうする、クルーヴァ?」
話を聞き終えたクルーヴァは椅子から立ち上がり、杯をテーブルの上に置いた後、フリストの足元に膝をつき頭を垂れ、感謝の言葉を告げた。顔に深い笑みを浮かべながら。
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6 ::2009/09/28(月) 02:54:29 ID:JJHU0Dqk0
承前その3
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 バーデンヴォルフの町は夏も終わりになり、南から時折涼しい風が吹くようになった。これももう

少し日が経つと冷たいものとなり、あっという間に冬になる。灰色の空を見上げながらディルクはふ

とそんなことを思い浮かべた。すると横から、
「……なにぼさっとしてるのよ!ほら、歩いてる人の邪魔でしょ!」
「歩いている人って、みんなそんな近くを通らないよ」
 エリーカと自分の周りをはさむように立っている2人の護衛の姿を見、さらには自分たちから距離

をとって行き交う町の人々を見ながら応えると、
「あたしがいるじゃない!あなたが突っ立っているとあたしが進めないの。それともあたしの邪魔な

らしてもいいっていうの!?」
 だったらこの手を離せばいいのに、そう思いはしたものの口には出さず、
「申し訳ございませんでした、お嬢様。では参りましょうか?」
 僕の言葉にまだ釈然としないのか、ふんと鼻を鳴らした後、僕のつかんだ腕を引っ張るようにして

歩き始める。
「お嬢様……」
「その『お嬢様』ってのやめてって何度も言ってるでしょ!あたしの名前はそんなに難しくないんだ

から」
 小さく聞こえないようにため息をひとつ吐いてから、
「エリーカ様、そんなに急がなくとも彼らは消えてなくなりませんよ。領主様との話し合いはまだ終

わらないようでしたから」
「ディルク、そんなのわからないじゃない。お父様は一旦決めてしまわれると、隼のように素早くす

べてのことを動かしてしまうんだから。こうしている間に彼らを帰してしまうかもしれないわ」
 まずそれはないだろうなぁ、最近の周りの様子や領地内の出来事を多少なりとも知れる立場にいる

ので、今回の“彼ら”の訪問は領主様にとっても判断が難しいだろうと、僕は判断している。そして

、僕にもおそらく戦う機会が得られるのではないか、とも。
 末席とはいえ、最近ようやく大人たちの会合や訓練に参加できるようになった自分だが、このとこ

ろ領地の内部や周囲でさまざまな問題が起きているそうだ。

7 ::2009/09/28(月) 02:57:15 ID:JJHU0Dqk0
>>6
の続き。

 北部の山岳地帯にあるどこかの領主が行方不明だか、惨殺されただかでエリ川の上流に勢力を持つ

カヴァーフ家がやたら人や物を集めているとか。
 南から迷い込んだらしい巨獣が領地からそれほど遠くない場所で居ついてしまっているとか。
 沼地の北岸に住み着いている人々が、沼人たちの襲撃に悩まされ領主様の庇護を求めているだけで

なく、それに伴って領域を拡大しいっそ独自の王国を打ち立ててみてはと働きかけてくる人がちらほ

ら。
 そんなことできるはずないのに。
「ふぅぅ……」
 思わずため息が出てしまう。
「……なによ、そんなにあたしと一緒にいるのが嫌?」
「へ、ああ、いや、そういう訳ではなく……」
「だったら今のため息は何!?」
 こちらを見ず、相変わらず腕を引っ張り前に進みながら、低く沈んだ声でそんなことを言われると

、思わず頭が混乱してしまう。左腕をつかんだ手がさっきより痛い。危ない、これは早く何とかしな

いと泣かれてしまう。幼い頃からの経験がそう告げる。
「いえ、自分の母から聞いた奥様の話をふと思い出してしまい、つい……」
 自分としては、即興とはいえ、充分及第点の回答を導き出したつもりだったが、お嬢様は落第点だ

と思ったらしい。

8 ::2009/09/28(月) 02:58:19 ID:JJHU0Dqk0
>>6-7
の続き。

 急に立ち止まると、腕をつかんでいない方の手で僕の頬を思いっきり殴りつけてきた。そして、僕

の目を睨みつけながら、
「あのね、ディルク。今あなたはあたしと一緒にいるの。それがどういうことだか解る?」
「もちろんです、お……エリーカ様」
「…………」
 お嬢様の目の鋭さが一向に弱まらない。これは仕方ないかと腹をくくり、また変な噂が広まるだろ

うな、と諦めながら、彼女の両手を自分の両手で包み込んで胸元に寄せて、
「申し訳ありません、エリーカ様。あなたの騎士を仰せつかったこの自分が、あなたの母親とはいえ

他の女性のことを気にかけたなど。あなたの騎士として相応しくないことでした」
 自分としてできる限り低くささやくような声で、もちろん周りに聞こえないようにだが、どこかの

叙事詩で使われていたセリフを言うと、
「ま、まぁいいのよ、ほら、仕方ないじゃない。私のお母様のことだし、あんな感じだし……」
 など、視線をキョロキョロさせながら先よりは硬さの取れた声でつぶやいていた。まだ何か続けて

言ったようだが途中から聞こえなくなったが、どうやら機嫌は直ったようで、一応安堵する。それか

らは、あまり強く引っ張らず歩いてくれた。歩調もさっきよりは緩やかで助かる。
 そうこうしている内にお嬢様が会いたがっていた者たちの姿が見えてくる。自分はあまりいい記憶

と結びつかないが、10年前の子供の頃の記憶にある姿とはかなり違っているように思えた。お嬢様

の方は嬉しそうに目を輝かせ、声を弾ませながら言った。
「わぁ、あれがウォーフォージドって言うのね」
===========================================================================================

9 ::2009/09/28(月) 03:31:32 ID:JJHU0Dqk0
>>4-8

次回のリアクションまでに起こりうることです。
A)カヴァーフ家の傭兵隊がフリストラル家の領地内に侵入、北部へ抜ける峠を占拠。
B)傭兵隊の黒鬚団が参加者を募集しながらラステロニクの東でフリストラル領に向かう街道を進行。料金は通常の2倍支給。
C)テルヴェルの東の高地をさまよう巨獣の調査、あるいは駆逐をバーデンヴォルフ家より依頼。調査料金は内容により上下、駆逐は早い者勝ちで300gp。
D)バーデンヴォルフ家より、高原湿地帯を東に向かう冒険者の一団募集。個人の参加可。出発経費は支給、無事帰還の暁には2,000gpを頭数で分割。
E)イェルの教会より、テルヴェル山間部における異端の調査(イェルの信仰に身を捧げた者のみ可)。
F)オタール家より、『“狩奴”の行進』がバッソの南部山岳地域(オタール家領域から見ると西部山岳地)で頻繁に見られるようになる。その調査依頼。頭金10gp、内容次第でさらに増加。
G)パーシー家より、腕が立ち、秘密裏に動ける、口の堅い者を求む。料金とくわしい仕事の内容は遭ってから。
H)ラステロニクにおいて、商業を守護する聖人マーラークを祝う盛大な祭典が行われる。
F)それ以外の場所で、具体的に何かしたい。
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上記の行動選択を基本により詳細なアクションをUPしてください。〆きりは09/10/03。それに対するリアクションのUP予定は09/10/10です。
ゲーム内時間は、どれも1日とします。

10 :koji:2009/10/01(木) 20:09:37 ID:FxBqEJOM0
>>2-8の文章をPCとどう関係させりゃいいのかさっぱり見えないので、
とりあえず>>9に書いてある範囲内で適当に動けばよろしいでしょうか。


イサはH)の祭典に参加します。
祭りには沢山の人が集まるでしょうから、曲芸を披露して一稼ぎしようと。
お祭りの規模や訪れる人の層にも依りますが、2.5〜3gpくらい一日で稼げれば大満足ですね。
午前中〜夕方にかけて、休みながら4、5度の公演を開くと思います。
イサ自身がお祭りを楽しむ暇はあまりなさそうですが、
休む時間なんかを利用してそこらへんの人から色々な情報を集めたいですね。
夕方になったら商人や冒険者などの集まる宿を取って、そこらへんの人と語らう予定です。

情報収集にはうってつけの機会でしょうから、時事を中心に、
特に狙いは絞らずに幅広く情報を聞き集めるつもりです。
直接、楽しい仕事の依頼なんかが掴めたらもっと嬉しいですけど。

完全に日が暮れてから、得られた情報を整理して明日からの予定を考え始めます。

11 ::2009/10/01(木) 21:32:44 ID:1+nYgrk60
>>10
>>>2-8の文章をPCとどう関係させりゃいいのかさっぱり見えないので、
>とりあえず>>9に書いてある範囲内で適当に動けばよろしいでしょうか。
前の文章は、いくつかの選択肢の前振りみたいなのと、世界観の説明みたいなのと、自分の文章力のアピールみたいなのと
でできています(うまくいっているとは口が裂けてもいえませんが)。
アクションのUP形式としてはOKです。今後ともどんなものがプレイヤーさんに伝わりやすく、面白いと思ってもらえるか
試行錯誤していきます。

アクションの〆きりは今度の土曜いっぱいですので、変更や修正はそれまで難解やってもOKです。

12 :モナ:2009/10/02(金) 01:42:55 ID:DC6Xostw0
>>9
行動選択:
F)それ以外の場所で、具体的に何かしたい。

行動:
フリストラル家領の某都市、宿を兼ねた大衆食堂に滞在。
日中は食堂内の一角にて、ハープを弾いて過ごす(※行動A)。
夕以降は他の客に混ざって会話。(※行動B)
必要に応じて聞いたことがあるかを思い出す(※行動C)。
就寝前にエンデュア・エレメンツを使用。

※行動A:<芸能>の公演。可能なら出目10を使用
※行動B:<情報収集>の街中で主に噂されている話題を知る。可能なら出目10を使用。
※行動C:クラスの特徴:伝承(=バードの知識)

目標:
シナリオ参加に必要な情報収集と、所在地の定義付け。
所在地をフリストラル家領にしたのは、
カヴァーフ家(A)、フリストラル家(なし)、傭兵隊の黒鬚団(B)、そしてパーシー家(G)のうち、
どこに加担するべきかの判断材料が不足している為です。
場合によっては、無関係そうなビルトフォーフェ家領方面へ退避する可能性もあります。

13 :モナ:2009/10/02(金) 20:20:57 ID:DC6Xostw0
>無印時代も高レベルだとファイターに勝ち目はありませんでしたな(必要経験点の差が多少誤魔化してくれましたが(^^;)。
>ゲームとしては、3.5の方が明らかに差がついています。同じだけ苦労しファイターがウィザードに触れることもでき
ない状況になるので。
やっぱりハック&スラッシュを前提にしたパワーバランスなんでしょうね。
そうすると、帰る頃にはウィザードがファイターより弱くなってる可能性が、
ある、んじゃないかと、思ってみたりも、しなくない……。
戦闘回数が少なめになると、国産TRPGの方がプレイ環境にあったバランスのいいゲームになるのでしょうか。


>>たかが数日で数レベル上昇出来るTRPGルールは、かなりやる気を削がれる仕様ですが、

>>経験値カンストの世界観的な裏づけにもなりますから。
>途中戻って再挑戦というのは、シナリオの修正(防御側の対応)がめんどいのでパスしたいな。(^^;
>訓練期間ルールは同意する部分もあるんだけど、シナリオの展開上とか(都合とか)考えるとうまく
>機能させづらいので積極的に使おうという気になりませんです、ハイ。(^^;
辺境に行くと教官が見つからないので、帰るまでレベルが上がらない、とすると、
辺境や次元界をまたぐシナリオは敬遠しがちになりますね。まぁ他次元界は元から敬遠しがちですが。
シナリオごとに1レベルしかアップしない、というのは期間が1日〜数ヶ月と幅が出来るので、
私としてはそっちも使いにくいとは思いますけれど。
ハック&スラッシュしてると間違いなくカンストしますから、シナリオそのものを敬遠しがちです。
マージョリーが『ビルトフォーフェ家領方面へ退避する可能性』というのは、
危険に比例した成長が得られない、という理由も多分にあります。
あのシナリオではレベルアップが発生しませんが、
それはプレイヤーの都合なので、キャラクターの行動にはあまり影響しません。

14 :モナ:2009/10/02(金) 20:22:28 ID:DC6Xostw0
掲示板を間違えましたスミマセン(・ω・`
削除機能ないんですよねココ

15 :遮羅:2009/10/03(土) 19:24:48 ID:GtE5cbDk0
行動選択は[E]に近いと思います。
 
>>2-3のシーンには居合わせたものとします。
教会のミサやお祈りに来た人や、ここの神官達から[ラステロニク]についての情報を集める。
時間があれば、教会内の記録や図書館から、[ラステロニク]のことや気になった[ベヘール]や[シャディス]について調べる。
最後はエディスさんに直接聴いてみるぐらいでしょうか。
 
現時点の情報ではこう動くくらいしか思いつきません。

16 ::2009/10/10(土) 23:43:44 ID:N4DXU2n20
第1回リアクション
===========================================================================================
 夏の終わりと共に行われる聖人マーラークの“ロバ祭り”は、厳粛な感じはなく華やかで楽しげな雰囲気の中行われる。
ロバに扮した若者が目抜き通りを行進し、時折おどけて鳴き真似をしてみせては笑いを誘っていた。それ以外の場所でも、
祭りに集まった人を相手としてさまざまな催し物や出店が開かれている。
(さて、それでは私も始めるとしますか)
 街の中では比較的規模の小さい広場の一角で荷物を下ろし、マントの下で衣装を見栄えのするものに着替えて、準備を
整える。そんな自分に対して広場のあちこちから視線が向けられていることには気づいたが、もう慣れてしまった。ただ、
自分を見る目の中に、ハイエナが弱ったインパラを群れの中から探し出そうとしているのによく似た、気持ちのよくない
類のものが混じっているのには、いまだに馴染めない。思わず、心の中でため息が出る。
 気を取り直して改めて周りを見ると、そんなものとはまったく別の、純粋な好奇を宿した瞳がいくつも自分を見つめて
いるのに気づいた。笑って見せると、声をあげて喜んだ。やる気が戻ってくる。気合の声と共に、マントを放り投げるよ
うに脱ぎ捨て、
「それでは異国より訪れしイサの芸、とくとご覧あれ!」
口上を述べながら、最初のステップを踏み出した……。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------

17 ::2009/10/10(土) 23:44:55 ID:N4DXU2n20
>>16
 フリストラル領の南端に位置する小村ペディアは、北の町ブランカへと抜ける白鬚峠に続く街道沿いにあるため、その
規模の割には人の往来が多く、いくつか宿も開かれていた。その内のひとつ『赤鱒亭』の食堂では、地元の住人が数名、
酒を片手に最近の出来事についての噂話に興じていた。マージュリーは自分の席に座り、ハーブをつま弾きながら、彼ら
の会話を聞くとはなしに聞いていた。
 彼らの話題は、行方不明となったフリストラル家の領主一行の件で、一人残されたミュティアなる娘は今後どうするの
か、この村を監督するセレベス老はどう動くのかといったもので、成人を迎えたばかりの女領主に対する不安と、それを
補佐する立場にある者に対する期待が、彼らの言葉の端々に込められていた。
(まぁ、ワタシとしては危なくなれば、道を下って行けばいいだけですけれど……)
 マージュリーはそう思いながら曲を弾き終えると、おざなりな拍手があがる。そして、誰かの近づく足音が聞こえ、何
かがそばのテーブルに置かれた音がする。
「……ほらよ」
 聞こえてきた声からするとこの宿の亭主で、置かれたのは匂いからすると麦酒の一種のようだ。
「ありがとうございます」好意に感謝して口を軽くつけて見せるが、あまり味のいいものではなかった。

18 ::2009/10/10(土) 23:45:58 ID:N4DXU2n20
>>16-17
(さて、これからどうしましょう?ここまで道を上ってきたはいいのですが、どうやらきな臭い雰囲気がしてきたみたい
ですし……)
そんなことを考えていると、店の外が騒がしくなってきた。中で話をしていた者たちもそれに気づいたようで、何人か外
に出るような音がする。そして、すぐに駆け込んでくる音がして、男の叫ぶ声が響いた。
「峠で戦さが始まるってよ!」
「はぁ!?戦さって何処とだぁ!」
「なんでもカヴァーフの奴がコルトまで出張ってきたらしく、ミュティア様が兵を連れて向かったってよ!」
「いつ?」
「昼前に出立なさったってことだが……、どうする?」
「どうするもこうするも、セレベス様はなんと仰ってるんだ?」
「分からねえが、詰め所んとこまで行くぞ。そうすりゃなんか分かるだろう」
「そうだな」
 そんなやり取りがあった後、人が出て行く音がして、すぐに店内が静かになった。ただ、店の外ではなにやらあわただ
しく人の行き交う音や人の話し声が、さっきより大きくなっていた。
===========================================================================================
以下、諸般の事情により来週(ゴメンなさい)。

19 ::2009/12/31(木) 22:55:00 ID:zHz46iKs0
>>16
やる気を取り戻すため、しばらく小説風のアクションを封印。(^^;
-----------------------------------------------------------------------
イサに対して。

最終的に祭りの火の夕方近くまで行った公演で、小銭ばかりですが1.5gp(要はそれだけの銅貨と銀貨5枚)を稼ぐことができま
した。
休憩の合間に、同じように芸を披露していた者や街の者から拾い集めた話として、
「祭りはもう終わりで、次に稼げそうなのはテルヴェルの『秋祭り』か、それと逆方向のバッソ、あるいはもっと遠くのヴォーでの
祭事くらいだろう。で、テルヴェルの方は、「あんた」はよした方がいい。稼ぎは大きいだろうが、人じゃないあんたは受けが悪い
だろうから」
「ここ最近は領主様の御威光か、うちらの間じゃ悪い話は聞かないが、なんか山を越えたあたりを人相の悪い奴らがなにやら集まっ
てゾロゾロ動いてるらしいぞ。おかげで、裏街道の森ん中を根城にしてる小鬼どもが、どこかに逃げてったらしいんで助かるんだが。
まぁ、そいつらが此方にちょっかいをかけてくるようなら、ベディス様が蹴散らしてくれますよ(ベディス様ってのは、領主様の長
子殿で、領内の治安を任されておられるのでさぁ)」
「ラステ湖(ラステロニク前に広がる湖)を越えて向こう岸には近づかない方がいい。古い邪な神々をまだ崇めているチベス(山岳
民族の名前)の奴らが時おりふもとに下りてきては、村や里を荒らしているから」

というのがあります。

20 ::2009/12/31(木) 22:58:39 ID:zHz46iKs0
>>19
続き。

また、公演の最中や終わってから3種類の接触がありました。
1.「今夜、馴染みの酒場で演奏を頼まれているのだが、その時、曲にあわせて踊りを披露してもらえないか」
  旅芸人、男、人間、若者、悪意はなさそうだが、金も無さそう。
  名を、ソーシュといい、ここから海よりの小さな町出身の楽士で、この近辺を季節に合わせて旅をしているそうだ。
  「もし引き受けてもらえるなら……」と、おおよその場所と目印、そして店の名『赤銅の鶏亭』を教えてくれる。
2.「なかなかの動きを見せるな。どうだろう、今度、私の店でやってみないか?」
  商人?、男、人間、壮年、あまり感じの良い顔ではない、着ている物からしてかなりの金を持っていそう。
  名を、ヒブロスとだけ告げる。側にそこそこできる(おそらく、自分と同程度)の帯剣の男を連れている(こちらは話はしない
  が、自分を観察している)。
  「話に興味があるなら……」と、おおよその場所と目印、そして店の名『黒馬亭』を教えてくれる。で、入り口で
  ヒブロスに呼ばれたことを告げればよい。ただし、今日の日が落ちる前に現れなければ、話しは流れる。
3.荷を片付けて、移動しようとする時、話しかけられる。
 「なぁ、あんた、エルフってんだろ。俺、知ってるんだぜ。なぁ、あんたらってホントに人間捕まえて捌いて食っちまうのか?」
 「あんたらって驚くほど長生きすんだってなぁ?それって人間食ってるからか?そうじゃないってんだったらなんでなんだ、教え
  てくれよ?」
 「なぁ、人間じゃないのに、人間のいっぱいいるとこに来るってどんな気分なんだ?次の食事でも探しに来たのか?」
 町人?、男、人間、若者、目つきが嫌らしく、怯えているようでいて、ぎらついた感じもある。体格でいうなら、自分の倍ほどの
 厚みがある。特に武装している風ではない(腰にある短剣は、この辺りの成人男性では当たり前の持ち物らしい)。
 彼に話しかけられてから、周囲の人々が離れる。中には、話しかけようとする者もいるが、周りの人に止められたりしている。
 「なぁ、話してくれよぉ。俺は知りえんだ……」特に何もしなければ、ずっとついてきて、話しかけ続けます。 
-----------------------------------------------------------------------

21 ::2009/12/31(木) 22:59:42 ID:zHz46iKs0
>>16
>>19-20
締め切りをブッチしたDMなので、アクションの締め切りは特に決めません。質問はいくつでも構いません。アクションは、そう
であると分かる何かを印をつけてくれ
れば、それでOKです。

22 ::2010/01/01(金) 00:00:36 ID:LR8u7g6A0
>>17
今年の仕事、今年のうちに(無理でした)。
-----------------------------------------------------------------------
ミュティアに対して。

結局、一日の稼ぎは銅貨5枚と、薄くて不味いエール1杯。
会話をしようとしても店の内外は、本家で起きた騒ぎ(当主である前領主の娘ミュティアなる者が兵を率いて出かけていったこと、
日が落ちる頃に伝わった話によると、無事目的を果たしたらしいがまだ帰還していない)により、村人たちは自分たちのことで手
一杯のようで、どうにか
「もし白鬚越えをしようと思っていたんだったら、止した方がいい。今回の件がこれで終わるとは限らんから」
「どうしても北の海まで出たいんだったら、遠回りになるがフリストから西へ抜けるって手もあるんだが……。領主様たちがその
 先の森で小鬼どもに襲われたっていうしな。ま、一旦、アデル本流まで下ってってそこからビルトを抜けてラステから、行くの
 が一番かね」
「金に問題がないってんなら、この騒動が収まるまでこの宿にいる手のも手だね。あんたみたいな奴に手を出そうっていう不届き
 者はこの里にはいねえし。ただ、居るってんならあまり出歩かん方がいいな。今回の件で、血が騒いでいる連中もいるから、何
 か互いに不幸なことが起きるかも知れねえからな」
といった助言をもらえます。

23 ::2010/01/01(金) 00:01:38 ID:LR8u7g6A0
>>22
続き。

今回の一件以外に聞けた話として、
 ・ペトル(ペディア側を流れるネレ川の支流のひとつ)の上にある集落で、ここ最近畑がひどく荒らされている。
 ・ここから1日ほど川下にある町で、異端審問官がカルバラの神官と押し問答した末、衛兵を使って街から追い出してしまった
  そうだ。町の者にとってはどうかわからんが、旅の者にとってはいい迷惑だろうさ。
  …カルバラは、あちこちに社や小神殿クラスの施設を設けていて、他の神殿より格安で、旅人や傭兵などにサービスを提供
   している(もちろん、その差額分に近い依頼を引き受けさせられることも多々あるようだが)。
 ・シエネ(ネレ川とアデル河の合流地点付近にあるフリストラル家と同程度の領主の首邑)で、癒し手を探している者がいるっ
  て噂があるが、ホントかね。ホントだったら、あそこの教父さんは上の者にえらい目に合わされるぞ。
  …イェル教は、時に他神格に対する強硬姿勢や不寛容さを見せることがある。そして、そのようなものを監督する義務が教
   区を管轄する者には存在するそうだ。
 ・そういえば数日前に、白鬚の向こうから羽振りのよさそうな旦那がやって来て、領主様の館によく出向いていたみたいだが、
  今はどうしてるのかねぇ?その御仁、なにやら人を探しているようで、ちょくちょく商館周りをうろついていたみたいだが。
  そいつと話をしてた奴の中には、突然町を出てった奴も入るって話だそうだが、どうだかねぇ。
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24 ::2010/01/01(金) 00:38:04 ID:LR8u7g6A0
一年の計は元旦にあり(今年もゲーム三昧)。
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イリスに対して。

異端審問官と行動を共にするような者は、通常、一般の人と同じ施設(建物という意味では必ずしもない)で祈り等を捧げない。
改めて、街の教会に出かけて話を聞こうとしても、ラステロニクとはテルヴェル付近に河口を持つアデル河の上流にあるラステ
湖の北岸にある大きな街だ、という一般的な話しを、怯えるような、うちとけない感じで、かろうじて話してくれる程度。
神官たちからは、そこがナブロス家の首邑で、商業都市としても有名、ここから川沿いに歩いて行けば2週間程度掛かる、とい
ったことしか訊けない。

1日のアクションということなので、そういった情報収集で行動時間のほぼすべてが終わります。

テルヴェルの街で、エディスは10日ほど過ごし、その間に街での訊き込み(および神託)、さらに高地への多数の小規模な調
査隊派遣を行います。
その後、移動に関しては、必要と判断すれば、少人数によるラステロニクへの瞬間移動を(経費で)行う予定です。もしそうで
はなく、現地調査の必要性を感じれば、もう少し人数を増やして(10数人規模)、高地のあちこちへ実際に移動することにな
るでしょう。
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25 :koji:2010/01/14(木) 21:00:54 ID:p+gK9SqE0
>>19-20
今夜どうするか(1,2に対してどう対応するか)を決めるより先に、
3で接触してきた男とちょっくら会話します。
ずっと付き纏われては敵わないですし、情報収集のタシにもなりそうですので。

・つきまとってくる事の真意
・この男の大まかな性格や人となり
・なぜエルフに間違った情報を持っているのか
・このような誤ったイメージを持つ人が他にも居るのか、どれくらい多いのか

という辺りを探ろうと思います。
ネガティブな情報も、うまく使えばチャンスにつなげられることもあるでしょう。
もちろん相手が言ってきていることを真っ向から否定したり、
知りたいことをド正直に尋ねたりはしません。

こんな風に切りだしてみましょうか。
イサは荷物を担いで数十歩移動し、周囲の人がまばらになってきたところで
突然足を止めてその男の方に振り向き、にっこり笑いかけます。

「あら!私に物事を尋ねるなんて珍しい人ね。
 だって私の友達は皆、私が素直に質問に答えるような人じゃないって知ってるから。」

相手の顔を下から見上げながら、反応を伺いつつ更に言葉を繋ぎます。

「私もあなたに興味があるわ。ゆっくりお話しましょう。ところで、話は変わるけど…
 恐ろしさを知ってるということと、知らないから恐ろしいということは全く違うことなのよ。あなた、わかる?」

持って回った言い回しで話題を逸らして会話の主導権を握りつつ、
苛立たせたりスカしたりながら聞きたいことを聞き出そうとしてみます。

26 ::2010/01/16(土) 22:17:40 ID:LTHEtoiU0
>>25
>イサは荷物を担いで数十歩移動し、周囲の人がまばらになってきたところで
>突然足を止めてその男の方に振り向き、にっこり笑いかけます。
>
>「あら!私に物事を尋ねるなんて珍しい人ね。
> だって私の友達は皆、私が素直に質問に答えるような人じゃないって知ってるから。」
「お、おぅ……。へへ、そ、そうなのか?そうだよな、俺もそうじゃないかと思ってたんだぜ。
 だが、俺にはきちんと答えるんだよな。なんせ、俺がその気になりゃお前らなんか……」

男はイサが声をかけてきたことに驚き、一瞬怯えたような様子を見せるが、すぐに嬉しげでいて挑戦的な、オークが弱い者をいたぶろう

とする時のに似た表情を浮べます。
セリフの最後で言葉を止めて、周囲の様子を素早くうかがいます。そして自分(たち)に対する視線のいくつかに睨み返し、別な視線か

ら急いで視線をそらしたりします。

>「私もあなたに興味があるわ。ゆっくりお話しましょう。ところで、話は変わるけど…
> 恐ろしさを知ってるということと、知らないから恐ろしいということは全く違うことなのよ。あなた、わかる?」
「ああ……。あぁ?いや、分かるぞ。俺はそんなに頭が悪いわけじゃないんだ!
 俺に恐ろしいものなんてないし、知らない奴は恐ろしくねぇ。そういうことだろ?」
男は、自分が強くて、頭が悪くないということをイサにアピールできた(?)ことを喜んでいるようです。


27 ::2010/01/16(土) 22:18:52 ID:LTHEtoiU0
>>26
で、30分ほどの会話で分かりそうな事柄について。
>・つきまとってくる事の真意
先祖がエルフと戦って、何らかの栄誉を得たそうで、エルフとはどんなものかよく知り、自分でもエルフを倒して偉くなりたかった。

>・この男の大まかな性格や人となり
力に自信があり、他人が言うほど頭が悪いわけではない、と思っている。尊大でありながら臆病。

>・なぜエルフに間違った情報を持っているのか
先祖の話を繰り返し話した死んだ祖父を信用しているから。それ以外でも、教会の教えが人を中心に世界をとらえるようなことを言って

いるため(司祭の説教は堅苦しくて、面白くないそうだが)。

>・このような誤ったイメージを持つ人が他にも居るのか、どれくらい多いのか
近所の何人かは人間以外を嫌っているそうで、人間以外ともよく付き合う奴も何人かいる。両方ともそれほど多くの人数を挙げない(数

えられないのか、付き合いが狭いのかは不明)。

この辺りまで話したころに路地のひとつから痩せた老女と痩せた幼女が男を連れにやってきて、話しを途中で終わらせてしまう。
老女はわびるような視線をイサに送るが、幼女はイサの方をまったく見ようとしない。

で、話しているうちに日が落ちてしまい、街路のあちこちに立っている陽光棒の柱の覆いが開けられる(薄暗い照明の範囲が重なる程度

の間隔で、主要な通りにのみ存在:路地は基本的に店の入り口や窓から漏れる光に照らされる程度)。
人々は祭りの夜をそれぞれ楽しんで過ごそうと、日が落ちてからも通りはそれなりに混雑している。宿を探そうとして通りを見回してみ

るが、目に入る宿の入り口にはみな、満室の印が吊るされている。

28 :koji:2010/01/31(日) 00:03:18 ID:DDuvwyEQ0
>>26-27
得も毒もなさそうな男ですね。
彼自身に言うほどの害意(むしろ度胸?)はなさそうなので、その点は安心してよさそうです。

その男と老女、幼女の三人組をにっこり笑いながら手を振って送り出します。
別れ際に「とっても貴重なお話をありがとう!今度あったときにはお礼させてね!」と言っておきます。
人間至上主義の教会の教えが高い地位を持ってるけど、
それに染まらない人もそこそこに居るってことがわかったことはなかなかの収穫と言えるでしょう。

日が暮れてしまったので、>>20の1で教えてもらった『赤銅の鶏亭』に行こうと思います。
調べたいことは幾つかあるのですが(端的には、祭りの後でもこの街に留まる価値があるかどうかということ)
まずはソーシュに会ってみましょう。

29 ::2010/03/29(月) 00:41:20 ID:wjklUVN20
>>28
前回のupから2ヶ月以上経過してしまいましたね(ホント、遅れてすみませんm(_ _)m)。
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イサに対して。

ソーシュに会いに行く、とのことだったので彼の依頼を引き受けたとして処理。

まず『赤銅の鶏亭』は街を流れる川の近くにあり、周囲の家と少し異なる外観をしている。1階部分は綺麗な石組みでその上
に木製の2階建ての建物が乗っかっている感じで、1階内部は下に掘り込まれており、道路面より低い位置に床がある。1階
の入り口に、綺麗に磨かれた銅製の鶏の看板がぶら下がっている。2階へ昇る階段が1階部の壁の外に備え付けられている。
1階内部の中央に円形の暖炉、その周囲に数組のテーブルと椅子、奥側に椅子の並んだカウンターと即席の舞台があり、店に
入った時にはそこでソーシュがこの辺りでよく耳にする曲を奏でていた。
中央の暖炉のほか、壁の何箇所かにランプがぶら下がっているため、店内は暗くない(人間にとってはどうか分からないが)。
店内にはあるテーブル席の方はすでにすべて誰かしら座っていて、カウンターの方も空きはあまりない。店内にいる客は、見
た所、地元の者らしい姿は少なく、いかにも他所から来ましたという雰囲気を持った者がたくさんいて、街の浮かれた感じと
は少し異なる。

での公演は、かろうじて及第点といったところでした。
踊りを披露するという話で始めようとした際に、さすがにイサでも自分の実力(技能なし:1ランク+能力修正なしでは無いも
同然でせう)を話すでしょうから、イサの動きに合わせて奏でる方向で芸を披露。店の限られた空間の中でできる動きというこ
とで、多少制限された内容だったが、客たちは余興としてそれなりに満足した模様。

30 ::2010/03/29(月) 00:42:20 ID:wjklUVN20
>>29
続き。

公演が終わってからいくつか接触がありました。
1.ソーシュがもう二、三日したら街を出るが一緒に行かないか?行き先は特に決めてないが、ここから北東方向(ヴォー方面)
  へ行ってもいいし、なんだったら自分の故郷の方(バッソ方面)へ行ってもいい。
2.ソーシュがそんな話をしているところへ、修道士風の男が話しかけてきて、旅慣れた人に一緒に行って欲しいところがある
  のだが着いて来てくれないか?と言われる。
  ヒブロスという人間・男性(20代)で、湖の対岸で住む者たちに真なる神の教えを説きに行きたいのだが、旅はあまりし
  たことがないので、経験多い方が一緒に行ってくれると助かる、とのこと。

それ以外でも、店内で交わされる会話がいくつか耳に入ってきます。
a.店の隅の席に座って飲んでいるドワーフにやたらと話しかける男。どうやら建設中の寺院に密かに入らせて欲しいと訴え
  ている(ドワーフは無視を決め込んでいるようですが)。それと彼らに鋭い視線を時折送る2人の男性。
b.どこかで募集している傭兵団の悪い話。なにやら「いい話」のはずが、集まってきた連中に口うるさくあれこれ指図す
  るので嫌気が差して抜け出してきたといった話をする傭兵らしい男たち。どうやらその傭兵団の団長は悪い噂が他でもあ
  る様で、ついていった奴らなどを酒の肴にしている模様。

31 ::2010/03/29(月) 22:47:29 ID:wjklUVN20
>>28
>調べたいことは幾つかあるのですが(端的には、祭りの後でもこの街に留まる価値があるかどうかということ)
ソーシュと店の親父が言うには、「残るのは構わないが、何か稼ぎ口と住処を見つけにゃならん」とのこと。
大道芸だけでは食っていけないぞ。とも言われる。


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