テーブルトークロールプレイングゲーム(以下TRPG)を始める上で最初はサンプルキャラクターを使いますが、少し慣れてくると各々が自分の手でキャラクターを作り始めます。
これはどんなTRPGでも共通する事です。いきなりキャラクターを作り始める人も中にはいるでしょうが、初めてキャラクターを作る人にとってはそこでどんなキャラクターを作ればいいのか、きっと迷うでしょう。
今回のコラムではそんな人のための作成講座です。
まず、最初に考えるべきなのは「キャラクターのイメージ」です。別に複雑に考えなくても構いません。
「熱血なキャラ」「とにかく前衛」「後ろから弓を撃つ人」など、簡単なもので結構です。ただ、ここで大切なのは「自分にとって演じやすいか」、または「演じたいか」です。
テーブルトーク・『ロール』・プレイング・ゲームなのですから演じることができなければそれは意味がありません。
ですが、自分が演じにくいようなキャラクターでは努力したとしてもそうそうできるものではありません。
慣れていない最初のうちは最も自分のなりきりやすいキャラクターであるか、自分にとって演じたいキャラクターである事が大事なのです。
次に実際にキャラクターを作り始めるわけですが、その際にもイメージを基本にします。
弓を撃つというイメージなら当然弓を使わないと演じることができないでしょうし、熱血なキャラクターだと両手持ち系の武器で突っ込むと言うのもイメージしやすいでしょう。
ここはルールをよく知った熟練者などに聞きながら作ると割と的確なイメージで作ることができます。
それか、ルールブックの特技には「大きく振りかぶって〜」「大仰な体勢から〜」などの説明文が載っていることも多いですからそこから参考にするのもいいでしょう。
ただ、聞く場合はさらりと流されていつの間にかイメージと異なっている、なんてこともありますのでそこは気をつけてください。
あくまで基本は「最も自分のなりきりやすいキャラクターか、演じたいキャラクターである事」なのですから。
ここまで終えると実際にセッション、つまりゲームをするという段階に入っていきます。ここから先は実際に演じる段階なのですが、なりきりやすいキャラクター、又は演じたいであるにも関わらず演じられないという事があります。
原因は「他の人に押され気味」などがあります。こればかりは「場慣れ」するしか方法がありません。
他の人にもサポートしてくれる人はいますし、楽しいと感じて何度かしていればいつの間にか解決しているものです。
ただ、気をつけるべきことはノリ過ぎて空気を沈黙させてしまうこと、GMを邪魔してしまう事などです。
なりきればなりきるほどTRPGの中ではよいですが、現実でも間違った方向に積極的過ぎると嫌われるように、TRPGの中でも同じ事が起こります。
上手く人付き合いをする、これも大事な事です。演じたいキャラクターでプレイしていた場合は失敗も多いでしょうが、そこから何かを学ぶことだって大事です。
まずはやってみなければ話は始まらないのですから。
もう少し突っ込めば色々な事がありますがそれはやっているうちに分かるようになるでしょう。ただ、すべての肝は「楽しむ」ことです。
単純ながらも楽しみを忘れては辛いだけです。例えどのような結果になったにしろ、精一杯楽しみましょう。
以上がキャラクターメイクの基本です。「オレはこうだ!」というのがあればそちらの方に従った方がよい場合もありますのであくまで参考程度にしてくださいね。
それでは、よいTRPGライフを!